草木染めのこと



お天道様や美しい地球さんに感謝しながら…

自然界の草木花を薪の炎で煮出して、色と植物のもつエナジーを布に頂いています。

植物で染めた衣を身につけることで、その植物の持つ薬効も身体に取り入れることができると言われています。

服用という言葉もここからきているそうです。

『草根木皮(漢方薬)、これ小薬。 鍼灸、これ中薬。 飲食衣服、これ大薬。 身を修め心治める、これ薬源なり。』(紀元前に署された中国の古典の一つ「書経」より)

食べる物も、身につける物も、同じように身体を整えてくれるものなのですね。

特に、肌に直接着ける靴下や、腹巻きなどは、薬効成分の高い植物を選んで染めています。


草木染めは、一期一会の色との出会い。

同じ生地に同じ植物で染めても同じように染まるとは限りません。

全て、世界にひとつだけのものになります。

化学染料で染めた生地と違い、お洗濯を繰り返すことや日焼けなどで、どうしても色の変化があります。

お手入れは、合成洗剤や漂白成分の入った洗剤を使わずに、手洗い&陰干しをして頂けると色が長持ちします。

また、染め直すことも出来ますので、末長く大切にお付き合いして頂けたら嬉しいです。